久留米大学 新学科の設置構想について(2024(令和6)年4月開設予定)

久留米大学医学部附属臨床検査専門学校は、1968(昭和43)年に医学部附属衛生検査技師学校として創立され、1972(昭和47)年の医学部附属臨床検査技師学校への改称を経て、1976(昭和51)年に現在の医学部附属臨床検査専門学校へと改称し、2018(平成30)年には創立50周年を迎え、今日に至ります。これまでに2,200名を超える臨床検査技師を養成してきた実績があり、多くの卒業生が九州を中心に活躍し、臨床検査業務、医療に多大な貢献をして参りました。

昨今の臨床検査分野における医学・医療の進歩は目覚ましく、様々なオペレーションの管理とデータマネジメントを要する、多彩な専門性を有した医療従事者が協働する現場へと進化し、さらに、医療の質の向上と効率的な医療提供を進めるため、医師から他職種へのタスク・シフト/シェアが推進されています。

上記背景から、臨床検査技師においても最先端の医学知識と高度な検査技術の教育の必要性が高まっていることから、久留米大学では2024(令和6)年4月開設を目指し、医学部内へ『医療検査学科(仮称)』を設置構想中であることをご報告いたします。

『医療検査学科(仮称)』は、本学医学部の教育研究力を有効に活用した質の高い臨床検査専門教育(メディカルテクノロジー教育)を基盤とし、さらに、文系学部や附置研究所を擁する本学の特色を活かした全学的な文医融合プログラムの実施により時代のニーズに合ったヘルスサイエンス教育を実現させ、「メディカルサイエンスに精通する次世代型臨床検査技師」の養成を目的としております。

今後も、より良い教育内容となるよう検討を続けて参ります。なお、具体的な構想につきましては、改めてお知らせいたします。引き続き、ご支援の程、よろしくお願い申し上げます。

2022(令和4)年5月30日
久留米大学 学長 内村 直尚

新学科の概要についてはこちらをご覧ください (PDF)